疏水の『悲しい今昔物語』

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この写真集は山科疏水公園あたりで４５年前に撮影したものと、ほぼ同じ位置で現在の様子を撮影したものである。
女性居る写真はどちらも正月であり、季節はほぼ同じである。　水の無い風景がいかに寂しいものであるかを現している。
昭和４５年ごろ京都市は、湖西線の開通による問題解決のために、この素晴らしい水道をいとも簡単に埋めてしまった。
当時心配されたのは、疏水の決壊だったのかも知れない。何の説明も無かったので想像するしかないが・・・・
せいぜい１００ｍの決壊予防の為の補強工事が出来なかったのか、美的品格の無い役人の感覚が不思議でならない。　
いまさら、失ってしまった風光明媚な歴史遺産は絶対に戻ってこない。　　実に残念でならない。　　【疏水をこよなく愛する男】

正月に我が家を訪問した女性たちを撮影したものである。　これ家内	平成２０年１月に対比の為に撮影したものである。　悲しい・・
春には魚釣りを、夏には水泳を楽しんだ。　近くの小学校にはプールがないので、ここが水泳教室であった。　これクラスメート
京都市は素晴らしい疏水がなくなる代わりの、小さな水路とポンプ設備、電源設備を設置したが、水が流れているのを見たことが無い
水泳場を埋め立てる代わりに、浅いプールを作った。　しかし、これも最初の２〜３年だけで、いつの間にか、大きな檻が出来上がりプールは使えない。
ブランコと滑り台があるだけで、時折ゲートボール場になるが、普段は犬の散歩人のたまり場である。
当時は犬を連れて下駄で散歩した。　　　ドンドン殺風景になり行く疏水が可愛そうでならない。

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